将棋のルールに「王の頭に持ち駒の歩を指して詰めることはできない」とあったんですが、どういう意味でしょうか?
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『打ち歩詰め』と言い禁じ手です。『2歩』のようなもんです。
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franceteikokuさんの回答にちょっと補足をしますと、
「「打ち歩」でも「突き歩」でも歩で討ち取るのには変わらないじゃないか」
は、ちょっと違うのです。打ち歩は持ち駒の歩。
すなわち、もともと相手の駒だったのです。
「元自分の部下」の。しかも一番格下の兵に
討ち取られるのはあんまりだ、ということらしいです。
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用語の説明は先の方の回答の通りです。
ちょっと補足というか、より分かりやすくするために図を用意しました。
右上の図では、先手から▲2二歩と打てば詰みですがこれが「打ち歩詰め」の反則です。なので▲2二歩とは指せません。
またこれと似ていますが、左下の図ではちょっと状況が違います。ここでも後手から△8八歩と打てば王様はつかまっているのですが、この場合はまだ▲同金と取ることができ次に△同と、となって初めて「詰み」となります。これは「打ち歩詰め」にはなりません。
あくまでも、歩を打ったその瞬間に完全に詰んでいる状態になってしまう時だけ反則になります。
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相手の王将の頭に持ち駒の歩を打って詰ますのは「打ち歩詰め」という反則になり、即負けになります。盤上にある歩を突いて詰ます「突き歩詰め」はOKです。何故このようなルールが出来たのかは不明です。一説には「相手の大将を討ち取るのに雑兵では忍びない」という考えがあると聞きますが、「打ち歩」でも「突き歩」でも歩で討ち取るのには変わらないじゃないか、というツッコミがありそうなものですが(笑)
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