2012年3月23日金曜日

将棋で後手番ってそんなに不利なのですか?

将棋で後手番ってそんなに不利なのですか?


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最終的には、人間の限界は先手53%後手47%くらいと思います

「先手を持って初手でパスができる」というルールの場合に初手でパスを宣言するでしょうか?この答えがすべてです

定跡では、後手の場合にしか使えないものもありますが、それは、ちょっと直すと先手に応用できるものも多いです

しかし、先手の場合にしか使えないものは、プロが直しても、後手で活用できる条件はきびしそうです

また上記の2種では覚えなくてはいけない量が大差です

先手の場合の情報量の何倍もの量を覚える必要性があります

つまり、定跡をパソコンにプログラムしてみれば、必要情報量の差から1手の重みと期待勝率も出そうです

仮に、4倍の量が必要なら、序盤は24レ-トで200点分(1段位差)の誤差があります

実際は、序盤と中盤と終盤の合計ですので、40点くらいの差(勝率53%)が私の現在の推論です



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アマチュアでも、がんがん攻めるタイプは、先手番のほうが指しやすいです。

先手は戦法の主導権があるから。

先手でも、1手損をすることで、後手相当にすることはできますから、自由度が高いのです。



ただ、先に攻めたほうが有利か、というと、そんなことはありません。将棋は逆転が多く、悪手を指して負けますが、攻めているほうが間違えやすいように思います。

私は、Yahoo将棋で指すときには、ほとんど後手番ですが、戦法選択がしにくいのが不満ですが、別に不利だと感じたことはありません。


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この質問は答えるのが難しいですね。

なぜって、一つには「2手目に3四歩とすればそうでもない」と答えたくなるところなんですが、

いや「8四歩が悪手なはずがない」という信念・プライドを持たれている居飛車党の方は、

プロで大変強い方でむしろ多そうなので。

しかし、ゴキゲン中飛車や4手目3三角戦法などの

飛車先をつかない、角筋を止めない戦法が今期のプロ間での後手番勝率の上昇に寄与している

という見方は衆目の一致するところだと思われます。

また、プロ間で先手の勝率がずっと高かったといっても、5割5分に行かない程度。

先手番は一手得ですが、後手番がさらに一手損する

「一手損角換わり」(この戦法も2手目は3四歩のことが多い)という戦法がプロ間で大流行していること、

プロ間で先手の必勝法とまで言われたひねり飛車が減少傾向となり、

相掛かりで先手の得を生かし、先手番だけ一歩持つ

先手浮き飛車の形も減少し下段飛車が主流となったことなど、

プロの戦法の歴史は、先手番の得を単純に生かす指し方が減少し、後手番の手損を生かす?戦法が流行する

方向に移ってきているように私には感じられます。

以上のことから、先手は手得だから単純に有利というのはアマチュア的な考えで、強い人で、

先後の差はない、もしくはむしろ後手が有利なのでは、とお考えになる方がむしろ多いと思われます。



このように、一手の得に対し、戦法上さまざまな考え方が存在するのが将棋の奥深さ、面白さ、ロマンでもあるため、

将棋を知れば知るほど「いやむしろ不利ではないんじゃないの?」と言いたくなる一方で、

「後手番不利」という考え方を明確にお持ちのプロの方もいらっしゃるようにお見受けします。



以上から、結論としては「そんなに不利ではない」けど「不利」と考える強い方もいらっしゃる。としておきます。


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最近は後手の戦術も進化して一時期ほどの不利感はないと思います。現に今年度のプロ棋界では、後手勝率が5割を超えるかもしれないと噂になっていました。(現時点で本当に超えているのかどうかは知りませんが・・・)

ただ、何にせよ戦法にもよるでしょうね。例えばゴキゲン中飛車は先後の影響が少ないので後手の人気戦法ですが、トッププロの後手四間飛車はさっぱり見なくなりました。(一時期は羽生さんや谷川さんもしょっちゅう指していたのですが・・・)

まぁいずれにせよ後手が不利なんていうのは、一握りのプロだけの悩みですけどね。アマレベルで先手の有利を活かしきれる人はいないので。


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以前まで先手が作戦の主導権を握っていて後手がそれに追随していたので、先手の方が人気がありましたが、現在は先手が普通に指して、後手が変化球を投げる時代になったので後手が不利というわけではないと思います。後手番でしか力を発揮しない戦法もあります。

持ち時間の長い将棋は先手が勝っていて持ち時間の短い将棋は後手が勝っているといいう話も聞いたことがあります。これは持ち時間の短い将棋では事前研究がモノを言うので変化球を投げる後手が研究してきた分有利になるからです。

現在どうなっているか分かりませんが、今年度は1か月位前は後手番が勝ち越していました。具体的な数字はあとの回答者が書いてくれることを期待します。

プロ棋士の棋譜を見れば分かりますが、後手番だから1手の遅れが響いて負けたという棋譜はほとんどないです。先手も後手もそれなりにチャンスがあります。

結論として、客観的に見て先手も後手もどちらが有利ということはないと思います。特にアマチュアでは先後は関係ないといっても過言ではないと思います

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