先日、将棋の大会で二歩を見逃して打歩をしたのですが、この場合のルールはどうなんでしょう?
先日、将棋大会で先手が二歩をしました。後手はそれを見逃して
次の手で打ち歩詰めを打ちました。先手は見逃さず「打ち歩です!」と
宣言しました・・・この場合の正しいルール解釈を教えてください。
自分は二歩を相手方が見逃して、次手で打ち歩詰めを打ってから
観客に指摘されて二歩に気付いた、後手番の方が負けと思っています。
ちなみに、二歩を発見したのは、打ち歩を指摘された後でした。
流れ的には 二歩(先手)→見逃し(後手)→打ち歩詰め(後手)
→打ち歩の指摘(先手)→その後、周りの観客が二歩に気付くと言う流れです。
ちなみに審判員は二歩を打ってるから、先手の負けと宣言しました。
気付かずに試合を続行しても、気付いた時点で、遡ってルールが適用されるのでしょうか?
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大会のルールを一般論で論じても意味はありません。大会運営責任者が全権を持ち、全てを決める権限があります。大会はルールの公平性や透明性よりも進行が最優先です。審判員が用意されていて、裁定が下ったのであればそれで御仕舞いです。解釈も何もないのです。大会とはそうしたものです。
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打ち歩詰めの反則をする人がいるとは。
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「打ち歩の指摘」をした直後に、相手が「投了の意思表示」をしていれば
あなたの勝ちですが、どちらも投了の意思表示をしていない投了前の場合、
先に反則をした方が負けです。というのは、ルール上は反則をした時点で
終局が成立しているからです。
お互い反則に気付かない場合で、投了後に感想戦で気付いたりすると、
証拠もなくもめる(水掛け論になる)ので、片方が投了してしまった場合は、
「投了優先」となっていますが、投了前で証拠が残っていれば、先に反則を
した時点で終局しているので、終局後に何をしても(打ち歩詰めをしても)
関係ありません。
> 気付かずに試合を続行しても、気付いた時点で、遡ってルールが適用されるのでしょうか?
については、その通りです。ただし、投了後は、投了優先なので、遡りません。
投了前でも、証拠が残っていない場合は水掛け論になるので、
遡りたくても遡れない場合は多々あります。
二歩の局面が残っている状態であれば、数手進んでから気付いても
証拠が目の前にあるので、言い訳できず、反則負けです。
「あなたは私が二歩を指したときに気付かなかったので、現時点で
二歩の状態になっていますが、それは問題ありません」などと言うことは
ありません。二歩の状態が残っていれば、明確に二歩を指した方が負けです。
審判員の判断は正しいです。
なので、二歩を指してしまったのに、相手が運よく気付かなかった場合は、
さっさと成り捨てて、証拠隠滅する必要があります。私は二回証拠隠滅を
して、勝ったことがあります(笑)
# 成り捨てた瞬間に、相手に指摘されるのではないかとドキドキしました
蛇足ですが、最初に将棋大会で「観客の二歩指摘はOKか?」を
聞いてみると面白いです。「観客の二歩指摘はNG」と回答する大会も
多いのですが「OK」としないと、今回のような場合を含め、矛盾が生じます。
「観客の二歩指摘はNG」なのに、観客が指摘した場合はどうなるのか?
観客が指摘したことで、二歩の反則が無効になるなら、わざと仲間が
指摘するでしょう。有効(反則負け)なら「指摘NG」の規定は何だったのか、
ということになります。「観客の二歩などの反則指摘はOK」としないと、
おかしくなってしまうんですね。
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二歩を打った時点で先手が反則負けです。
ただ、大会運営上は、一旦確定したものを後から覆すのは難しいでしょうね。今回の例で言えば、二歩に気付かず先手勝ちの判定のまま試合が進んだ場合です。優勝が決まった後に一回戦での反則が発覚したら、どうするんでしょうね。
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基本的に反則は反則だと指摘されて始めて成立するものだと思うので
今回の場合、先に指摘された打ち歩の方が反則として成立するものと思います。
でも今回の場合は審判員の方がそう言う判断を下したのですから
審判員の方の判断を優先すべきでしょう。
めったに無いことなので想定外のことに誤った判断をすることもあるでしょうが
審判員がそう判断したのであれば従わなければならないと思います。
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