将棋に詳しい方に質問です
将棋のルールで2歩は禁止されていますが、なぜ禁止されているのでしょうか?
これをやると何か不都合があるのですか?
詳しい方がいましたら是非教えてください。
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既に出ている意見は受け駒として使うと金銀に近い働きをしてしまうということですが、一番大きい理由は以下の二点と考えられています。
①攻めが単調になる
例えば先手が居飛車で25まで歩を進め、後手が居角で32金が角頭を守っている場合。
普通の将棋ならなんでもありませんが、二歩を認めると一歩持っただけで▲24歩とし、▽同歩なら▲同歩、手抜きでも次に▲23歩成▽同金▲24歩(打もある)が非常に強力な攻めとなってしまいます。
こんなに簡単に突破できてしまっては、先手が圧倒的に有利になるでしょう。
②千日手になりやすい
同様に先手が15へ歩を進め、一歩持っていれば、当然▲14歩打とし、▲13歩成▽同香▲14歩打を狙います。
しかし今度は後手も一歩持ってさえいれば、▲14歩打に▽12歩▲13歩成▽同歩で、すぐ千日手になってしまいます。
よって二歩を認めると、危なくなるとすぐ千日手になってしまう可能性が高いのです。
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受けの常套手段、金底の歩に代表されるように、受けに歩を何枚も使えるようになると、単に相手の飛車・角での王手を遮るという意味においては金銀に匹敵する訳ですから、これは攻める方にとってはやりきれないのではないか、と思います。相手の攻め駒を受けに使わせることも、将棋の高等手段ですので、金駒を温存して、数が最も多く価値の低い歩で受けられては戦意喪失してしまうことでしょう。攻めにおいても相手陣のどこにでもと金をつくることが出来れば駒損なんて関係なくなり、序盤~中盤の微妙な駆け引きも意味がなくなってしまいます。将棋の長手数化は必至でしょうし、将棋の面白みが半減するのではないかと思います。
以上が理由であろう、と考えますが、実際どのような経緯でそうなったのであるかはわかりません。
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はっきりした理由は判りませんが、王の周りを歩でいくらでも固められてしまうので、決着がつかなくなるという説を見た事があります。また、歩の前に歩を打つと(特に飛先では)攻撃力が強くなりすぎるから、という説も見たことがあります。
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